記事: 夕暮れを見上げて、澄んだ空気を深く吸って。新作「YUGURE BLEND」

夕暮れを見上げて、澄んだ空気を深く吸って。新作「YUGURE BLEND」
こんにちは。ONCA COFFEEです。
空がオレンジから深い紫へと染まり、少しずつ空気が冷え始める秋の夕暮れ。
そんな季節の移ろいのなか、両手でカップを包み込んでほっと息をつきたくなるような、直感的なぬくもりをお届けする新作「YUGURE BLEND」のお話をさせてください。
01. 秋の情景を探して辿り着いた「夕暮れ」
前回の梅雨の時期(RAINY BLEND)から季節は巡り、今回は「秋の情景」をテーマにイメージを膨らませていきました。
焚火、黄昏、焼き芋、紅葉……。チーム内で秋らしいキーワードをいくつも出し合うなかで、全員の心に強く、そして共通して浮かび上がったのが「夕暮れ」のイメージでした。
ただ暗くなるのではなく、どこかノスタルジックで、温もりを求めたくなるあの時間。
そこから、この情景をコーヒーの味わいで表現する、新たな挑戦が始まりました。
02. 空の移ろいと冷たい風。情景を味わいへ
「夕暮れを感じるのって、どんな時だろう?」
焙煎士との味づくりは、そんな問いかけからスタートしました。夏の空のようにストンと急に暗くなるのではなく、徐々に赤から紫へと沈んでいくグラデーションの空。少し気温も落ち着き、冷たい風に思わず体をこわばらせたり、ピンと張るような空気の冷たさを感じたりする瞬間。
私たちが目指したのは、そんなじんわりと移り変わるオレンジや赤紫のイメージが、冷たい風でこわばる体を「ほっ」とほどいてくれるような味わいでした。
いくつかのパターンを試作する中で、この空の「移ろい」を最も美しく表現できたのが、当店の看板ブレンド「#1 ONCA BLEND」と同じ『アフターミックス製法』でした。それぞれの豆の良さを最大限に引き出す異なる焙煎具合で焼き上げ、後からブレンドすることで、複雑でじんわりとした温かみを生み出しています。

03. チームで選び抜いた、情景が浮かぶ一杯
何度も試作を重ね、迎えたチームでの最終チェック。
最終候補として挙がった4パターンのブレンドを飲み比べ、最も「秋の夕暮れの情景」が頭に浮かぶバランスのパターンに決定しました。
完成したコーヒーは、干し柿やドライフィグのような甘みからカカオのまろやかな余韻へと移り変わる、この時期の濃厚なスイーツとも相性の良い一杯に仕上がりました。味わいから連想される秋の情景は、そのままパッケージのグラデーションカラーにも込められています。

